響け!ユーフォニアム 第6話「きらきらチューバ」

サンフェスも無事終わり、いよいよ全国大会に向けての練習が始まります。渡されたスケジュールに休みがほとんど無い。土日も朝から夜まで練習です。この時点で僕としては逃げたくなりますね。


そしてまた、滝先生はオーディションによる部員の選抜を宣言するのでありました。なるほど、大会に出られるメンバーは55名と。北宇治吹奏楽部の部員が何人いるのか分かりませんが、結構な人数が漏れてしまう模様です。まあ、実力主義は当たり前といえば当たり前ですが、これまで年功序列でやってきて「下手でも3年になれば大会に出られる」と思ってやってきた部員には可哀想だなと思ってしまいます。最初からそうであれば覚悟もできるでしょうが、こういうのは変化するときに一番抵抗を生む。世の中全体そういう感じですよねえ。


とまあ、そんな状況ではありますが、今回のエピソードはやや嵐の前の静けさというか、コミカルな印象が強い回でもありました。「ルビー川島です」「プラチナダイヤモンド川島です」には笑った。


初心者である葉月の奮闘を通して、低音楽器の中でも目立たないチューバのやりがい、そして合奏の喜びを表現していく流れはきれい。最初はなんだか分からなかった曲が、実はきらきら星であったということが明らかになるのは、葉月のみならず視聴者にとっても感動でしたよ。これでチューバの楽しさを知った葉月も、オーディション突破を目指して頑張れるでしょうか。加えて、彼女には一層頑張る要因になりそうなフラグが? まあ、前回楽器を持ってもらったところのシーンで多少予感はしてましたが、秀一を徐々に意識していく初々しい反応が実に可愛らしいものです。久美子の幼なじみで近所に住んでいるはずの秀一がなんであんなところにいたのかは謎ですが、今後の恋愛方面の展開も(あまりドロドロしなければ)、楽しみですね。