響け!ユーフォニアム 第5話「ただいまフェスティバル」

いつものことながら、ハイレベルで良いですねえ。細やかでリアリティのある描写な作品だけに、見るのにちょっと心構えを要するのですが、それだけに毎回充実感があります。見終わった時に楽器を演奏したくなるようなアニメ。「けいおん」ではそんなことはなかったんですけどね。


いよいよサンフェスへ。ただ演奏するだけでなくて、行進しながらの演奏ですか。時折お祭りなんかで見ますが、上手いところはほんとうに上手いので、すごいものだなと思います。その影にはこうした地道な行進練習があったのですね。一歩62.5センチですか。ふむ。練習のさなかには、メンタルの弱い晴香が部長で、部長向きっぽいあすかが副部長をやってる件についての話も。向き不向きと好き嫌いは違うと。でもあすかは部長も十分こなせそうにも見えますけどねえ。


そして当日。会場への楽器の移動とか、それぞれ係を決めていたりとか、このへんは「吹奏楽部あるある」なんでしょう。吹奏楽部経験がなくても楽しめます。


有名なライバル校に挟まれながらも、存在感を見せることに成功した北宇治高校。行進の演奏シーンは見応え聴き応えがありました。そしてまた、久美子は中学時代の友人と旧交を温めつつも、自分が高校で新しいスタートを切れていることを自覚するのでした。……非常にいまさらですが、ヒロインの名前が「〜子」なのは昨今珍しいような。そこがまた良いです。