Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第16話「冬の日、願いの形」

のっけから、イリヤの心臓を取り出すギルガメッシュ。結局取るのなら、前回原作通りにしておいても良かったのにと思いますが、やっぱり残虐すぎるという理由で変更したのでしょうか。まあ、それはそれで分からなくもありませんが。


その後ようやく士郎たちに目を向けますが、ここで彼らを見逃す理由が変わってましたね。服が汚れるからというのも彼らしくて好きでしたが、「心臓が腐るから」という、ある意味真面目な理由に変更となっていました。ふむぅ。


イリヤを埋葬した後に士郎の異常さを詰問する凛。ここは本作の重要なポイントですね。助けられたから、助けたい。切嗣に対するやや歪んだ憧れが、士郎の心を支配しています。そんな士郎に呆れつつも、


「こうなったらもう私がなんとかしてあげるわよ」


と言ってしまえる凛も、彼女生来のきっぷの良さもあるのでしょうが、それ以前に、ランサーが言うように「とっくに出来上がってる」ってことなんでしょうなあ。


で、話が前後しましたが、ランサー登場です。なるほど、こういう経緯でランサーと協力するんでしたっけ。このへん流れを忘れていたので新鮮な気分で見られます。しかし、士郎くん、なんだかやけにかっこよくないですか? ギルガメッシュの正体や宝具についてペラペラと語ったり、凛に率直な思いをぶつけて赤面させたり。ランサー相手に一歩も引かない男ぶりです。これだけ素直に恋心をみせて押していくタイプの男キャラは、男性向けのアニメでは結構珍しい、というか、ちょっと思いつかないくらいですよ。


次回はおそらくキャスターとの決着か。またバトルが楽しみです。