アイドルマスター シンデレラガールズ 第5話「I don't want to become a wallflower」

あっという間に決まった卯月たちのCDデビュー! CDだCDだと、はしゃぐ様子が可愛らしいですね。今どき配信ではなくCDが売れるのは日本くらいというような話も聞いたりしますが、とにかく、日本ではまだCDという形のあるものにして出すことに意義がある、とも言えましょうか。


良かったのは、その後、卯月、凛、未央の家庭や学校での様子が描かれたこと。卯月は家族(少なくとも母親)が彼女のアイドル活動を応援している様子が伝わってきますし、凛は初回に出てきた母親だけでなく、父親(多分)とも話ができてるし、未央は学校で、男女問わず人気者であることが分かりました。


実は、1期(というか、765プロ編)で少々不満だったのは、アイドルたちの家庭環境や学校での様子がほとんど描かれなかったことだったりするのです。もちろんそれは、アイドル活動そのものに焦点を当てるという意味では正しかったのかもしれませんが、物足りない気もしました。やっぱり家庭や学校というのは彼女たちのバックボーンとして重要だと思いますもので。だから、こうして短い時間ながらに表現してくれるのは嬉しかったです。


さてしかし、最後にやってきた卯月たちがぽっとデビューが決まったという事実に、他の子達は穏やかでいられません。いつものヘンテコ勝負をしているうちは可愛らしい物でしたが、次第にその思いはエスカレートして、とうとうミクはストライキにまで打って出るのでした。


ここもコミカルとシリアスが絶妙に混じってなかなか良い展開だったかと。アイドルを本気で目指してきた彼女たちだからこそ、デビュー組を素直に応援するだけというのはウソっぽい。さりとて、イジメとか陰湿になっちゃってもよろしくないでしょう。そんな中で、騒動を起こしつつも自分の思いをまっすぐに語ったみくのひたむきさが伝わってきました。その後ちゃんと謝ってましたし、雨降って地固まるというやつです。うんうん。しかし、プロデューサーはやっぱり少々説明不足だったような気がしましたけど。