リーデルさんさようなら

先日買ったリーデル社の3,000円ワイングラス。当初からいかにも繊細そうな薄い作りに注意してはいたのですが、このたび、うっかり壁にぶつけてあえなく砕け散らせてしまいました。嗚呼、わずか2ヶ月の命とは。「なぜガラスは割れるのか」という人類長年の命題にぶち当たってしまいましたよ。


しょうがないので同じのを買い直す……気分にはなれないのですよね、正直。もちろん良いものではあったんでしょうし、口当たりの薄さはさすがだと思いましたが、それでワインの味がグッと変わったかと言われると、はて。舌や鼻が敏感な人なら違いが分かるのかもしれませんが、僕には無理でした。


結局、僕には高級なグラスは早いということなんでしょう。てことで、おとなしく100円ショップでグラスを買ってきました。やっぱり、お値段30倍ほどの差は感じません。安いのでもし割れても安心。


ただ、いつの日か再びリーデルグラスを手に取る日が来るような気も、しないでもありません。あの薄くて軽くて澄んだ音が響く作りは確かに魅力的でした。まあまた、気持ちと財布に余裕ができたらですね。