SHIROBAKO 第15話「こんな絵でいいんですか?」

新人も入り、順調に進んでいく「第三飛行少女隊」の制作。今日も明日も明後日も打ち合わせ打ち合わせで、制作進行のあおいも忙しいながらも充実してそうです。そして今回は、解説にロロとミムジーが今まで以上に大活躍。といっても、ミムジーは終始面倒くさいとぼやいてたので、いや、もっと前向きに行こうよ、と言いたくなっちゃいました。でもまあ、これもあおいの表に出さない心の声の一部と考えると、それはそれで人間臭いかも。視聴者にとってもこの解説は楽しい。色の彩度とか背景のリアル度とか「へへ〜」と唸っちゃいます。


アニメ制作準備中ということもあって、ある意味あおいと並んで存在感があるのが木下監督。えくそだすっ!の完成によって吹っ切れたのか、本来の調子を取り戻したとは山田と円の弁ですが、美術設定にしろ音楽設定にしろ、一見すると結構適当な指示には見えるんですが、それでもちゃんと頭のなかでイメージは作っているのでしょう。なんだかんだで周りを動かしていくのはさすがです。


また、転職した美沙も出てきました。どうやら元気にやっているようで良かった良かった。これもあおい経由で下柳の紹介があってこそ、と思うと、いよいよあおい先輩に頭が上がらないかもしれないですね、彼女は。あと、実は上山高校は女子校だったという事実が判明。なんでアニメーション同好会が女子ばっかりだったのかという謎にも終止符でした。なお、女子校ドリームには注意との共通見解。ふむ。


そうこうしているうちに、季節も夏っぽくなり、皆夏服になってきました。矢野からも電話がかかってきて、待望の復帰フラグが。あおいの表情を見ると、矢野を頼れる先輩として信頼しているということが伝わってきます。なお、太郎の表情を見ていると、矢野さんを怖がっていることも明白に伝わってくるのでした。


順調に進んでいく作業。1クール目では自分の夢について悩んだりもしていたあおいでしたが、やはりデスクとして作品を作り上げていくことにやりがいを感じているのか、そんな節も見当たらなくなりました。さあ、私たちの第三飛行少女隊はこれからだ! というところで……原作者からのリテイク要求が。


まあ、伏線張られてましたし流れとして分かりますが、それでも心が痛い。一体これまでの努力は、そしてムサニはどうなってしまうのか? 次回が待ち遠しいです。