SHIROBAKO 第14話「仁義なきオーディション会議!」

さて、いよいよ「第三少女隊」のオーディション。しずかはまずノア役で挑みますが、最後に木下監督からキャサリン役の要望も出されました。実際、オーディションの当初の役と違った役で起用される、という話は聞いたことありますね。よく知らないのですが、役は声優さんが任意で選べるのでしょうか? それはともかく、こうしたリクエストが出るということは、それなりに印象に残ったということでしょうから、あとでしずかも言っていたように一歩前進ではあるのでしょう。実際、これまでに比べると格段に堂々と演技をしてました。そういう演技ができる千菅春香さんもさすがなんでしょうね。


そこからはサブタイトル通りの、白熱のオーディション会議。アニメファンからすると、「声優さん選べて楽しそうだな」となるのですが、実際に仕事でするのは大変。演技力はもとより、歌唱力にルックスにイベントとにと、クライアントから様々な要求が強硬に持ち込まれます。今作は娯楽アニメなのでまだギャグにしてますが、シリアスにするとさらに胃が痛くなりそう……。


そんな中、主役の春夏秋冬ありあ(すごい名前だ)は音響監督の一声もあって、新人の鈴木京子さんが演じることになりました。今後、その彼女を誰が演じるかというのもちょっと楽しみです。ただ、人気作の主人公を新人が務めるというのは確かに冒険。おっぱいはともかく「売上的にも人気声優を」という意見は分からないでもないし、難しいところですね。


注目のキャサリン。木下監督が第2候補としてしずかの名前を挙げましたが、惜しくも落選。そうかあ、ずかちゃん落ちちゃったのか。ここで5人が揃えばきれいな展開なのですが、そう甘くはないという声優業界です。簡単な予定調和とは行かないよ、という制作スタッフの声が聞こえてきそう。


一方、みどりは設定制作バイトとしてムサニで働くことに。いよいよ彼女の本格的な活動がはじまりました。今後の舞茸しめじ先生とのやりとりにも期待です。


ラスト、グロス請けを頼みに「タイタニック」という極めて縁起の悪そうな名前のスタジオに赴くあおい。ここでケーキ屋姿の本田さんを見られたのも嬉しいところでしたが、果たしてその先に待つものは? 氷山に乗り上げたタイタニック号の模型なんてすごいものを作っているあたり、実はこだわり派のスタジオなのかもしれない……。