SHIROBAKO 第12話「えくそだす・クリスマス」

絶望した! 2週連続で放送を飛ばすBSフジ絶望した!


……というわけで、今回はやむなくニコニコ視聴に切り替えです。でも画質を考えるとテレビで見たいし、おとなしく放送再開を待つべきなのか。厳しいなあ、トホホ……。


さて、気を取り直して、いよいよ佳境に入った「えくそだすっ!」。あおいは勇躍、大物監督の菅野光明のもとに乗り込むのでありました。一瞬、声まで庵野監督にお願いしたのかと思っちゃいましたが、さすがにそれはなかったようで。でも、雰囲気は本当に出てましたね。あおいは「アヴァ」のTV版は見たことない世代。現実世界で考えても、20歳の子でしたらそうですよねえ。こちらが年を取った気分になりますよ。いや、気分じゃなくて年取ってるんですが。でも、そこはアニメ業界人だけあって、さすがに劇場版のDVD視聴はしてました。まあ、できればBDと言ってもらいたいところではありますが。


馬を戦闘機に変えてなぎ払う、とか、いや、前回も書きましたけど、これ本人に許可とってるんですかね?(汗) 仮に許可とっていてもやっちゃうのはすごい度胸だと思いますです。で、結局、菅野の参加はありませんでしたが、あおいは重要なヒントを受け取るのでした。


ここから先の杉江さんの活躍がまた素晴らしい。多少展開的には読めていたとしても、それを上回る活躍ぶりで感動的でした。最終回だけあって、小笠原さんや井口さんといった主力どころも第2原画に結集。なんか、バトル物で最後に仲間が勢揃いするような燃え展開ですね。そして生み出される馬の動きが本当にすごい。なるほど、監督がこれを求めるわけだと、まさに絵の力で納得させてくれます。


杉江さんの方も、なにも好んで能力を隠してカッコつけていたわけではなく、自分はムサニのお荷物だという思いがあり、もう役に立てないという悩みがありました。それがこの機会に居間までの経験と技術をいかせる場面に出会えて、再び活き活きとしている。人間味があって温かいシナリオでした。あおいの大好きなアンデスチャッキーの伝説の人だったという話をこうしてつなげるのも上手い。


そしてギリギリでの納品。あおいのもとに届いた白箱は、みんなのカウントダウンとともに再生されるのでした。良かった良かった。なお、完成したえくそだすっ!は、馬もさることながら、夜空に大きな月も印象的でした。やっぱり面白そうなので、こちらも見たいものです。


1クール目の締めに相応しい傑作回でした。さて、2クール目は何をするのかな? このままだとりーちゃんも大学生で終わっちゃってシナリオライターになるのは難しそうですが、かと言っていきなり時間を飛ばすのもリスク高いですよねえ。さてはて。