Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第11話「来訪者は軽やかに」

今回は基本的に終始のんびりムード。凛ルートらしく、だんだん凛と士郎との距離が縮まっていく、そんなエピソードでした。


サブタイトルの「来訪者」は、実はオリジナルでイリヤを入れてくる可能性もあるかなと思ったんですよ。バーサーカーも回復した頃合いなのに、このところ全然出番無いですし、さすがにこのまま終わっちゃうのも寂しいしなあと。でもそんなことはなく、普通にやってくるのは凛なのでした。あれ、ひょっとしてイリヤ、1期ではあのお風呂シーンが最後だったりするのでしょうか?


凛は士郎の家に上がり込み、あまつさえ藤ねえを言い負かして宿泊まで決定。士郎が多少自分のことを意識していることには気づいているようですが、それはあくまで「女子一般」に対する緊張であって、自分への特別な好意だとは認識していない模様。縁側で並んで座るのも、逆に異性としての意識が薄いからこそ自然に行えるのでしょう。ま、士郎自身もまだそこまでは考えていないのでしょうけど。


凛が怒った士郎の考え方。苦労して魔術を鍛錬して、それで他人を助けられれば嬉しい。それはそれで決して間違えた理想でもないと思うのですけどね。ほら、たとえば病人を治す医者になりたいけど、医学を学ぶの自体は大変だ、的な。まあ、凛は楽しく学んで十分以上に結果が出せる天才なので、ちょっと凡人の視線が分からなかったりするのかもしれないなと思うわけです。もっとも、士郎は士郎で全然凡人ではないので、そのズレが一層彼女を苛立たせるのでありましょう。


さて、次回は早くも1期のラスト。だいたいあそこで終わるんだろうなという想像はしつつ、1時間スペシャルで見どころをたっぷりと味わえることを期待しております。