ソードアート・オンラインⅡ 第20話「スリーピング・ナイツ」

ユウキに連れられたアスナが紹介された彼女の仲間たち、スリーピング・ナイツ。彼女たちの目的は、自分たちだけでボスを攻略し、名前を残すことでした。ユウキを始めとして気のいい連中で、アスナもすぐに打ち解けることが出来ましたが、「スリーピング・ナイツ」という名前は意味深ですね。「眠っている騎士たち」。前回のキリトのセリフと合わせて考えると、現実世界では昏睡状態で、ゲーム世界だけで動けているような事情ではないか、などと予想してしまいます。


「一緒に旅を出来るのも、多分、この春までなんです」


というのも、「病死による別れ」というフレーズが頭に浮かんでしまう。これがミスリードで、普通に就職とかで忙しくなるというオチだったら救われるのですけどね。


ともあれ、普通は49人で攻略するというところのボスを、7人だけで何とかしようという無謀企画。アスナは当初ためらいますが、これはゲームオーバー即現実死のSAOではなく、やり直しのきくALOなのでした。だったらやるだけやってみよう、と。ふと、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を思い出したり。


そうと決まったら久々に機嫌の良いアスナでしたが、母親に電源を来られて強制ログアウト。いっきにテンションダウンします。クローゼットのドアを、いらだちを込めてこじ開ける。いやあ、なんか人間味というか、彼女の奥に秘めた感情の強さを感じさせられるシーンでした。


そしていざボス戦へ。さっそくメンバーを取りまとめているアスナに感心でしたが、良く考えると、経験値は彼女が一番高いのでした。なんといっても、元攻略組のトップ。それも、実際に命のやりとりをしている中の経験ですから、これは大きい。ユウキの選択はその意味でも最高でしたね。しかし、2回目の挑戦で他のギルドとにらみ合いに。そこへさっそうと駆けつけたのが、我らがキリトさんなのでした。……ああ、キリト君出てくるんですか。OPにいないので出番なしかと思ってましたよ。いやま、カッコ良かったですけど。


OPといえば、前回は変わったのに気づいていなかったので言及しなかったのですが、良いですねえ。色々と設定盛り込んでそうですが、何より、アスナがスリーピング・ナイツに溶け込んで、明るく元気にやっている姿が実に良い。正しきMMOの姿ここにありです。やっぱりSAOとかデスガンとかがおかしかったんですよ。うん。