Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第6話「蜃気楼」

アーチャーに殺気含みの「護衛」をされて家に帰り着いた士郎。セイバーは士郎の帰りが遅かったことを責めますが、そもそも彼の手の大怪我に気づいているのかどうか。学校にマスターがいたということを聞いても平然としているのはちょっと不思議です。「危険だったらなんで自分を呼ばなかったのか」と叱るのが筋のような気がしますが。目の前の士郎が平気そうだったのでまあ良いかと思ったんですかね。士郎も士郎で、ライダーを戦ったことを話さないのはどうかと思いますよ。


翌日、早速の共同作業で学校の呪刻を解除していく士郎と凛。士郎が呪刻探しに思わぬ才能を見せていました。しかし、その後とっとと帰ってしまう凛の行動にはこれまた疑問符が。あなた昨日、「一人になるな」とかなんとか言ってませんでしたっけ? ほぼ同じ時刻に士郎のことを襲っていたでしょうに。テンプレ的にツンデレっている場合ではなく、ここはせめて学校を出るまでは一緒にいるくらいしましょうよ。現に、士郎はマスターであることを明かした慎二に絡まれてしまいました。慎二がこの時点では好戦的ではなかったから良かったようなものの、いきなりライダーに襲われていたらそれまででしたよ。剣呑剣呑。


なんとか無事に家に帰っても、士郎に安息の時はなく、今度はキャスターの魔術に操られて危機一髪。そしてセイバーの前にはアサシンが現れるのでした。ああ、アサシンってこんな声でしたっけ? なんとなく記憶と違うような気もしますが、まあこれはこれで。アーチャーも現れて、サーヴァントが4体集結となりました。細かい展開を忘れていますが、次回はまたバトルが見られそうで楽しみです。


……ただ、全体的にちょっとペースが遅いかもしれないなあ。もともと原作の中でもUBWは一番短いルートですし、自分がプレイした時は確か10時間かそこらで終わったはずです。劇場版のように90分は土台無理としても、1クールにつめ込むことも可能だったのではないかなと。まあ、そのへんはオリジナル要素も含めてじっくり充実させていくっていうことなんでしょうね。視聴者としては長く楽しめたほうが嬉しいという面もあるので、バランスが難しいところです。