SHIROBAKO 第3話「総集編はもういやだ」

とりあえず3話まで見たらもう断言してもよいかなと思いますが、


ものすごく面白いです、SHIROBAKO


放送前は全然ノーチェックだったのに、今ではFateと並んで楽しみな作品になってますよ。


今回は、前回から続くえくそだす4話のリテイクエピソード。その他もろもろの仕事を抱えて制作進行宮森あおいは今日も行く。いやあ、制作進行って、絵も描かないし音楽作るわけでもお話を作るわけでもない地味めな仕事かと思ってましたが、こうしてみると全体を支える重要な仕事なんですねえ。あれをしなきゃこれをしなきゃとキャパギリギリになりつつ頑張るあおいが可愛らしくも応援したくなります。


当然といえば当然ながら、周囲の人もみな忙しく不夜城状態に。頑張るのは良いですが、健康とか労働基準法とかが心配な業界ですよねえ……。アニメファンとしては感謝しつつも複雑な気持ちですよ。


そんな努力の末になんとか4話も完成か、というところでサーバーダウンというさらなるトラブルが! ここで緊張の糸が切れてしまい、茶渋を洗いにかかるあおいがまた、ギャグで終わらず現実味が感じられてしまうのが面白くも恐ろしい。彼女は新人にしては有能で努力家で可愛らしい楽しみな人材ですが、全然完璧でもなんでもない普通の人間だということが伝わってきますね。そんな新人の危機を助ける先輩の言葉も素晴らしい。社をあげての努力で何とか完パケ実現。苦心のリテイクカットは、実際に1アニメファンとしてみても直した甲斐があるものに見えましたよ。


それにしても、上がらない原画に届かないカットに、ストレス値をどんどんためていくあおいの姿が実に身につまされます。もちろん、僕はアニメ業界とは全然関係ないのですが、どこにでも共通するような話。今作は、学生よりも社会人視聴者からの共感の方が多いに違いないです。