Fate/kaleid liner プリズマイリヤ ツヴァイ! 第6話「嘘と強がりの向こう側」

ちょっと遅れながらも視聴追いです。まずは美遊とクロの決闘から。今期はバトルにやたら力が入っているプリヤだけあって、ここの動きもものすごかったですね。スピード感といい、切り替わる構図といい、技の応酬といい、もう本家のFateもびっくりですよ。あくまでイリヤの排除を求めるクロと、それを防ごうとする美遊の話は平行線。割って入ろうとしたイリヤも何もできずに決裂、というところでアイリママが乱入し、力づくで抑えこむのでした。あの糸魔術がいかにもアイリスフィールで、Fate/Zeroを見てると嬉しくなりますね。


ホワイトボードもお風呂に投げ込まれ、「教えて! 愛理ママ」のコーナーがスタート。イリヤ聖杯戦争のために生み出された聖杯だったというお話。と言っても、いきなりこんなこと言われても実感湧くはずがないですよね。で、本来その聖杯部分こそがクロであって、能力を封じられていたと。うん、実際のところ、この説明を聞いても原作を読んでも具体的にクロがなんだったのかよく分からないのですが、まあ、二重人格みたいなものですか? 彼女の出現した時の知識量からして、イリヤの意識の裏で起きてはいたんですかねえ。


クロは魔力を使い果たして消えかけますが、彼女の心からの願いは聖杯の能力として実現し、この世に残ることができたのでした。めでたしめでたし。……しかし、もしこの奇跡がなく、クロがイリヤを殺していたとしたら、どうなったんでしょうか? 結局魔力が持たないで終わりな気がしますが。それとも、世界の理だかなんだかで、今までイリヤに与えられていた存在エネルギーがクロに置き換わるとかそういう設定があったりするのか。うむ、やっぱり考えだすと謎が大きいです。まあ感動的だったのでそれでよしとしましょう。Fateで聖杯の力がまともに役立ったのは初めてかもしれませんなあ。


ただ、少々惜しかったのはクロが嘆き悲しんで、あまつさえ消えようとしていたというのに、アイリが説明以外役に立ってなかったことです。そこは母親としてなんかこう、フォローをばお願いしたかったところです。アイリが万能だとイリヤの活躍の場がないってこともありましょうけど。