ソードアート・オンライン? 第4話「GGO」

キリトがついに乗り込んだGGOの世界。そこは灰色の建物と雲がどこか重苦しい、近代的な町並みでした。ふむ、第一印象からしても、SAOやALOのようなファンタジー系の世界とは一風異なっていますね。やはりゲームとはいえ、人が殺し合う世界というところでしょうか。しかし、世界の前にまずキリトが驚いたのは、自らのアバターの姿でした。OPで前々から気になっていた長髪。あれ、自分で選んだんじゃなかったんですね。どういうセンスかと思ってましたが、少し納得。そして当然のように女子に間違えられる。まあ、現実でも可愛い顔立ちと言われる彼ですからある意味当然ですか。


しかしながら、この外見が、彼とシノンの出会いを大きく後押ししたのでありました。仮に女性に間違われなかったとしても、シノンが道を訪ねてきた相手を邪険に扱うとも思えないのですが、数少ない女性プレイヤー仲間として、親近感を抱かせることに。ということはこのゲーム、性別はリアルに即していなければならないという決まりがあるんですかね。じゃなきゃ外見だけでは決めつけられないでしょうし。キリトは声も頑張って女性っぽく。こういうのは小説だと描写だけですみますが、いざアニメになると大変です。でも実際、ギリギリ女の子でも不思議じゃないかな的な声になってましたね。松岡禎丞さんお疲れ様ですよ。


サブタイトル通り、今回はGGO世界の基礎解説。シノンがキリトにも視聴者にも丁寧に説明してくれました。ここでのシノンの姿は、2話の戦いの時とも、3話のリアルの彼女とも違い、ものすごく銃に詳しい、GGOを楽しんでいる少女というものでした。銃にトラウマがあるので嫌いなのかと思いきや、銃の説明や操作をしている時の彼女の表情は輝いています。不思議なもんだ。興味深い性質ですね。


で、結局キリト君が選んだのは剣だったと。ビームサーベルはロマンですが、常識的に考えて銃の世界に剣で敵うはずないだろというところ。でも彼のことだから、それを覆しちゃったりするんでしょうねえ。シノンとの出会いも友好的に始まりましたし、今後がまた楽しみです。