ガールズ&パンツァー 2」

早くも他校との親善試合にかかる第2巻でした。見どころはなんといっても戦車戦。戦車道を嫌っていそうだったみほでしたが、そこは素質なのか、的確な指示でチームを導き、強豪・聖グロリアーナ女学院相手に善戦します。CGも豊富に使用して描かれた戦車のスピード感が出色。戦車ってこんなに早く動けるものだったのですか。いや、スペックだけ見れば確かに90式戦車は70キロ出るとか、多少は聞きかじっていたのですが、こうしてアニメで動くとまた違いますね。


あと、1話アバンでの光景はこの試合だったのでした。実はこれはちょっと意外だったり。というのも、みほの自信ありげな表情や、他のチームへの指令の出し方からして、もうちょっとみんなの仲が深まり、腕が上がってからのものかという印象があったのですよ。実際はまだ、みほは他チームメンバーの名前も怪しい状態でしょう。そんな中でよく戦ったものです。


さて、楽しかった反面で疑問点も大きく二点。一つは、作中で沙織も言ってましたが、みほが戦闘中に顔を外に出していること。いかに戦車道の試合とはいえ、弾が当たればただではすまないでしょう。これは戦争じゃなくて、一応学校の授業なんですから、死傷者がでたらシャレにならないと思うのですが、そのへんの安全体制はどうなっているのか。


そしてもう一つは、民家や道路を破壊しまくっていること。「これで新築できる」とかギャグにしてごまかしてましたが、戦車道連盟とやらから補償金が出るにしても(その補償金の財源も謎ですが)、自分が被害者の立場だったら、家壊されて納得、なんてすぐにはできませんけどね。このへんは「アニメだから」とスルーしとくしかないんですかねえ……。