エスカ&ロジーのアトリエ 第9話「ガーン! 夢がとられちゃう!」

中央が未踏遺跡の調査に本腰を入れることに! 本来、未踏遺跡の調査が任務だったはずのコルセイト支部はその準備だけを命じられ、エスカは夢が他人に取られてしまうと意気消沈するのでした。


これまで長年放って置かれた未踏遺跡がなぜ突然調査の対象になったのか、裏があるのか無いのか分かりませんが、逆に考えれば、これまで何もできなかったコルセイト支部は一体何をしていたのかという気もしないでもありません。それだけの予算とかが与えられなかったのかもしれませんが、明らかに遺跡と関係ないもろもろの仕事に精を出してましたね。まあ、組織が当初の目的から離れて機能し、自己存続的に発展してしまうのは、良くも悪くも現実的と言えましょうか。


しかし、そうは言ってもコルセイト支部にも意地がある。単なる力押しを試みんとしたロジーやルシルたちと違い、中央が了承しそうな文章を仕上げるマリオンの優秀役人ぶりが光ります。支部長が一度はこれを拒絶したのも大人の判断として納得でした。最初から受理していたら何だそりゃとなるところでしたからね。しかし、まさかそこでデュークとの大げんかが入ろうとは。支部そもそもの目的という正論を出されては支部長も押されざるを得ません。なかなか流れとしては良かったのではないかと。たとえ失業してもなんのその。夢に向かってレッツゴーです。いやほんと、それはそれで立派というか、すごいものだと思うのです。最後のエスカの笑顔が良かったなあ。


ただ、今まで行く方法が見つかっていないから未踏遺跡なわけで、そんなすぐに進歩があるのかと疑問にはなりますね。さてはて。