宇宙戦艦ヤマト2199 第3話「木星圏脱出」

今まで最後についていたOPが実際にOPになりました。やっぱりこの歌は最初にありませんとね。


さて、今回は宇宙に出たヤマトの、さっそくのワープと不時着。そして波動砲のお披露目と盛りだくさんでした。ストーリーは緊迫感とそれを打ち破っていく勇敢さがあり、丁寧な手描きに加え、CGの力を存分に活かした作画も毎回見応えがあります。見てる中で、今期はこれとジョジョが抜けてる感じですよ(もっとも、今作は再放送なので正確には今期とは言いがたいですが)。


イスカンダルまでは光速でも数十万年かかるため、ワープ航法を利用しなければならないと。今も昔もワープは恒星間宇宙SFに欠かせませんね。しかし現実に可能になる日は果たして来るのか……。作中でも、未体験の挑戦に不安がる乗組員の様子がリアル感がありました。成功したかに見えたワープですが、なぜか出た先は木星。火星から木星なら十分すごいとも言えるのですが、この調子ではイスカンダルへの道は遠いなあ。


そして、その木星圏内には浮遊大陸が! この発想がすごい。出てきたガミラスが、地球人類と殆ど変わらない姿であるというのも驚くとともに気になるところですが、ヤマトとの一戦。沖田艦長や古代戦術長らの的確な指揮ぶりが頼もしかったですね。そして、ついに明らかにされた波動砲の威力。ヤマトを知らなくても波動砲は知っている、くらいに有名な砲ですが、まさかオーストラリア級の大陸を一撃で消し去るほどの威力とは恐れいったです。そりゃ有名にもなるわけだ。


「エネルギー充填120パーセント」はこちらも有名ですが、なぜ120%なのか。100%だと波動砲で全部使い切っちゃってシステムが落ちるので、20%の余裕をもたせているということなのか。ヤマト好きな方々の間ではとっくに(それこそ数十年前に)答えは出ているのかもしれませんが、興味深いところです。