未確認で進行形 第12話「わかってる? …わかってる」

誤解とアクシデントも二人の仲を縮めることに。小紅と白夜の関係も一歩前進して、思った以上に綺麗に着地の最終回でした。


これも最初はノーマークで、最初の5分で「ありがちなラブコメっぽいなあ」と切ろうかと思ったくらいのものでしたが、一旦再生停止した後に、なにか見切るには惜しいものを感じて再度スタート。結果として、最後まで楽しめることとなりました。


一番は「小紅が可愛い」ということであったりするんですが、紅緒の有能な変態ぶりも、第一印象では嫌な小姑キャラになるかと不安視したものの、実態は普通に良い子だった真白も、楽しいキャラたちでしたねえ。小紅の「家族以外には言葉遣いが乱暴になる」(でも良い子なのは変わらない)という特性も魅力的でした。


あとは、アニメとしてのレベルの高さでしょうか。原作は未読ですが、おそらくアニメスタッフの力量によっては平凡か、それ以下の作品に終わってしまった可能性もあると思います。作画・構成・演出の巧さがあれば、特別に派手なストーリーでなくても面白いアニメは作れるのだということが分かるというものですよ(あ、それと声優さんの演技も素晴らしかったですね)。


ちょっとした不満としては、小紅のお相手である白夜が無口すぎて、ちょっと何を考えているのか、感情移入しにくかったところでしょうか。小紅を好きなのは分かりますが、それ意外の彼の思考がよく分かりません。最終話ではびしっと良い所も見せてくれましたが、それ以前にちゃんとメールを送っておかないとダメでしょと。いや、別に嫌いなわけではないのですけどね。


良い雰囲気の作品だっただけに、いつか続編が見られることを期待してます。