咲-Saki-全国編 第8話「防塞」

四方から神霊を呼び寄せんとする永水の薄墨に、対抗せんと岩の防塞を張り巡らせてブロックする臼澤。いまさらですが、臼澤の名前はそのまま「塞」なんですね。それにしても、画面だけ見るととても麻雀アニメとは思えない。いやま、それもいつものことなんですが。


理屈はともかく、封じたい相手を見るだけで上がりを防ぐことの出来る能力のようで、防御系の力としては、これまで出てきた中でも最強クラスっぽいですね。ただ、使用すると園城寺怜の先読み並か、あるいはそれ以上に体力を消耗する模様。もしかしたら宮永照相手でもある程度抑えられるのかもしれませんが、長くは持たないんでしょう。つまり、薄墨みたいな場面限定の能力者には相性が良いと。それがこの前熊倉顧問が言っていた意味だったのですなあ。ふむ。先鋒だったら優希の東場力をも封じてしまうのかもしれません。もっとも、優希に能力を使うほどの必要を感じないかもしれませんが……。


さて、今回はこの2人が熱い抑え合いをしているために、残りの2人は地味な扱いでした。せっかく、のどっちの活躍を期待していたのに残念なり。ですが、派手さはなくても着々とマイペースなのが和の持ち味で、今回地味だった事自体、彼女がそのスタイルを貫けている証とも言えます。空気なんてオカルト考えませんよっと。さすがに全国大会レベルの猛者(というか超人)相手だと和も同様してしまうのではないかと危惧していましたが、少なくとも今回はその気配もなし。頼もしいことです。最後までこの調子で突っ走ってもらいたいもの。