そにアニ-SUPER SONICO THE ANIMATION  第8話「すーぱーそに子殺人事件」

内容が平和なためか何となく見るのが後回しになりがちですが、見ると期待以上には面白いので、遅くなっても見逃せないそに子です。


今回はミステリー仕立て。リハーサルに鈴が働く店を訪れたそに子が、密室で気絶していたことから、自称名探偵で鈴の妹である恵那が登場。次々と迷推理を披露しますが……?


いやあ、バカバカしくも面白い。そに子の命に別状がないことは最初に確定するので、あとは気楽に見ていられるのが良いですね(もっとも、頭を打って気絶というのは結構危険な状態でないかという気もしないでもないのですが)。恵那の披露する珍説にうんざりしながらも、一応付き合ってあげるという周囲の人達の反応がまたリアル感あります。


ところで、この恵那という子は初登場のようで。あまりに自然に出てきたので、自分が見逃した4話にでも出ていたのかと思ってましたが、意外でした。ゲストキャラの割には割にはずいぶんと存在感があるなあと検索してみたところ、ニトロプラスの作品「アザナエル」の登場人物だったのですね。というか、鈴やふうりもそうだった模様。まったく知らなかったので驚きでした。まあ、原作ゲームとこのアニメの世界観が同一かどうかはともかくですが。ところで、鈴は妹のことを「恵那ちん」と呼んでいるようで。妹にちゃんづけする阿良々木くんを思い出しましたよ。


なんやかんやでギターも出てきて、勘違いで一件落着かと思いきや、真実は最後に待っていました。実は、ミーナがアンプを壊してしまったこと誤魔化したいために仕組んだものだったと。名探偵は真実に光を照らして人は責めず。実は本当に名探偵だった恵那ちん恐るべしのかっこよさでした。脚本が上手い。もっとも、ミーナのやったことは実際結構ひどいような気もしますが。


EDでは最近話題の3Dプリンタも登場で興味深かったです。結構時間がかかるものなんですね。できたフィギュアが動き出したのにはびっくり。どこまでが真実のフィギュアで、どこからがCGなのか(さすがにフィギュアをたくさん作ってコマ撮りしてるわけでもないでしょうし)、不思議です。こんなところまで今回のテーマは生かされていた、ということなんでしょうか。