リトルバスターズ!〜Refrain〜 第5話「最後の課題」

付き合い始めた理樹と鈴。一方、姿が見えなくなったヒロインたち。ゲームプレイ時よりも、こうしてアニメで見ると、彼女たちの不在感がよく伝わります。そんな中で、小毬だけが鈴のそばに居てくれるというのが、二人の友情を感じさせてくれました。


さて、レノンの持ってきた手紙に従い、県議会の議員の視察の案内役に立候補した理樹と鈴でしたが、ここはトラブルを起こすかと思いきや、主に理樹の奮闘もあって無事に大役を果たすのでした。議員のおじさんはふつうに良い人そうでしたねえ。どうも政治家はアニメだと悪役になりがちですから(特にこういう、少年少女が主体の作品だと)、ある種、意外な描写でした。しかし、彼の提案が、鈴に新たな試練をぶつけることに。気に入ったから善意で言っているのでしょうけど、もうちょっと適材適所を目指しましょうよ>議員さん。


一旦は鈴を止めた理樹。これは「彼氏」として当然の思いでありましょう(それにしても、「愛を深めていく」って意外とすごいこと言いますね)。しかし、一晩考えるうちに、鈴の成長のためにも行かせたほうが良いと思い返すのでした。この理樹の思考自体は理解できるものではありますが、結局言われるままになってしまう鈴はちょっと主体性に欠けると言えなくもないかも……。いやでも、迷うってことは、最初から行きたい気持ちも結構あったということかもしれず。そう考えると、背中は押されたけど自分の意志で決めたということになるのかな?


ラスト、理樹は手紙の出し主であった恭介に、ついに対峙します。これまでのことは全て鈴を成長させるための恭介の仕掛けで、自分も手のひらの上で踊らされていたのか。いかに親友の恭介であっても、そう考えれば穏やかではいられないのはもっとも。ただ、恭介の目はもっと遠いところを見ているのでした。


これまでの流れからして、鈴ルートは次回まででしょうね。原作プレイ時の記憶はおぼろですが、なかなかに辛い展開だった覚えがありますよ……。