とある科学の超電磁砲S 第23話「革命未明(Silent Party)」

いよいよクライマックス? 何となく疑問形になってしまうあたりが最近の今作の評価なのでありますが、ともあれ。


どんなに学業優秀でも学園都市では能力のみで評価されてしまうという有冨。いやまあそれは分からないでもないんですが、だったら他の街に行けばいいじゃないかというのは誰もが思ったことでしょう。しかし、学園都市に実力を認めさせたいという私怨が入っているのでありますな。冒頭ではガランとした会場で安っぽい演説をぶっていましたが、観客もあれのどこに拍手をしたのだか、義理だとしても分かりかねますよ。


とにかく、彼らの目的は、自らが開発したケミカロイドの能力でパワードスーツを操って……はて、何がしたいんでしたっけ? 暴れて終わりでは未来がなさそうな計画ですが、さりとて要所を押さえてクーデターというほどの人員もなさそうですし、謎が多いことです。というか、能力主義がだめと言いつつ結局能力を使っているじゃないかとか、主張は置いといてもはた迷惑なことしてちゃダメだろうとか、突っ込みどころが満載ではあります。まあ、それだけ美琴たちにとっては心置きなく戦える小物、ということでもありますが。


前回も書きましたが、協力する仲間たちの力で見事に町の危機を救う、爽快なラストを期待してます。