とある科学の超電磁砲S 第21話「闇」

やっぱりどうもオリジナル展開に入ってから勢いがないなあ、と感じざるをえないところではあるのですが、それでも今回は、ちょっと腑に落ちたことがありました。


このフェブリ編、一体何を狙ってやっているのかというのが今ひとつ分からなかったのですよね、これまでは。可愛い謎の美少女が実は人工生命で命の危機でみたいな設定は分かるんですが、全体的には思い切りシスターズ編と被るんです。で、いくらなんでもそんなことはスタッフの方も分かっているでしょう。ではどこが違うのか。


その答えの一端が今回だったのだと思います。つまり、美琴が一人で抱え込まないこと。仲間に相談して協力を求めること。シスターズ編では美琴はすべてを一人で解決しようとして行き詰まってしまいました。それは当時の彼女の状況からしてやむを得ない考えだったのかもしれませんが、彼女のそばに黒子や友人達が寂しさを感じた人は少なくなかったでしょう。だから、今回の事件では仲間とともに闇と戦う美琴を描きたかったのだろうなと、そこは納得出来ました。あとは布束のフォローってこともあるんでしょうが。


残り話数を考えると、敵役の小物感もむしろ適切なのかもしれません。ベタですが、友情パワーの爽快なラストを今から期待しています。


それにしても、次回予告の「誰だっけ?」は正に視聴者の心情を代弁してくれてました。本当に名前忘れてましたよ、テレスティーナ。ただ、作中では全然時間経ってないんでしたっけ? どうも夏休みが長すぎて何がなんやらです。美琴が授業を受けている姿を見た覚えがない気が。