ダンガンロンパ 第10話「疾走する青春の絶望ジャンクフード(非)日常編」

どうやら希望が峰学園は予想以上に広かったようで、あらたに5階への道が開かれました。当然のように脱出口はありませんでしたが、惨劇の跡が残る教室の発見。いったいこれはなにを示すのか。


生き残った6人はさすがに安易な殺人を犯しそうにはありませんが(ジェノサイダーもまあ、今のところ殺したい相手はいなさそうですし)、それでも単独行動を繰り返す切桐との間には溝ができてきました。OP表記も未だに「超高校生級の???」ですし、視聴者から見ても謎が多い彼女。疑われるのも当然といえば当然ですが、「記憶喪失」という回答と鍵を渡すことでこの場は切り抜けます。う〜ん、実際に記憶喪失なのかどうなのか。これは微妙なところ。現時点で「???」の中身を推察するに、死体に動じず冷静な捜査を続けているあたりからして「刑事」とか「探偵」とかですかねえ?


しかし、物語は従来の流れを超えて錯綜し始めます。苗木の見た悪夢。突如動きを止めたモノクマ。彼(?)はやはり機械じかけのぬいぐるみであったということですか。かと思えば、キャラの違うモノクマによるリアリティショー宣言。加えて、新たな死体の登場まで立て続けに発生。その死亡者こそが「超高校生級の絶望」である戦刃むくろだったのでしょうか? しかし、重々しく名前が登場したのに、顔も見せずに死亡とあっては、さすがに不自然でもあります。


何やらだんだんメタループ的な雰囲気も漂ってきましたが、一体この事件の真相はいかにあるのか。モノクマの言うTV放映はハッタリ説を取りたい気もしますが、どうでしょうかねえ。もう残り数話。最後まで緊迫感と面白さを保ってくれそうです。