宮崎駿監督が長編映画引退

宮崎駿監督、引退会見「今回は本気です」(オリコン)


もののけ姫のあたりでもう引退と言っていた気がしますが、それからはや16年。とうとうこの日が来ましたか。


個人的には、宮崎監督の全盛期はナウシカ(あるいはカリオストロ)から魔女宅までと思っており、それ以後は次第に面白さが薄れていったとは感じています。ファンがそう思っているのですから、監督本人にはやはり自覚もあったのでしょう。まあ、衰えたと言っても水準よりもずっと高いレベルの作品を作り続けてきたのですから、そこはもう巨匠というより無いのですけどね。


なお、「最大の生みの苦しみは『ハウルの動く城』」というのもちょっと納得してしまうところでした。他の作品はたいてい2回以上見てますが、ハウルは観なおす気になれないんですよねえ……。もちろん、生みの苦しみというのは必ずしも出来の悪さを意味しないのでしょうが、多分監督の心中としてはそういう評価なのではないかと。


今回はあくまで長編映画からの引退であって、監督のことですからまたいろいろ新しいことに楽しんでチャレンジされるのでしょう。ナウシカに衝撃を受けてアニメファンになった自分からすると、一つの時代が間違いなく終わったという寂しさはありますが、今まで本当におつかされまでしたと言いたいです。