進撃の巨人 第16話「今、何をすべきか」

「人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある」と、ギリシャの歴史家プルタルコスは言った……と、ジョジョシュトロハイムは言いました。伝聞調にしたのは、ジョジョだと元ネタが本当かどうかちょっと不安になってしまうからだったりします。タルカスとブラフォードはいかにも実在するようで架空のキャラでしたしねえ。


それはともかく、ジャンの、そして他の新兵たちの、恐怖に立ち向かい、調査兵団に入団するその勇気に心打たれる回でした。そして、彼らが身につけた制服の、その翼のなんと誇らしく輝いて見えたことか。


……まあ、一歩引いて「こういう感動って、軍国主義プロパガンダで利用されそうだよなあ」なんて目線もあったりはするのですが、これは娯楽アニメですので素直に感動することにいたします。自由のために、そして人類の未来と誇りのために、命をかける。それはやはり美しい姿であることに違いはないのですから。もっとも、ここで駐屯兵団を選んだ大多数の兵も、自らの適性に正直な道を選んだのですから、決して責められるものではありません。それぞれの持場で頑張ればよいのです。どうか厳しい道をいく若者たちにさちあれです。