とある科学の超電磁砲S 第16話「姉妹」

アクセラレータへの最後の一撃。少しアクセラレータの心象風景が映しだされましたが、彼も道を間違えていつの間にか遠いところに迷い込んでしまっていたのですな。もっとも、だからといって許されるとも思いませんが。それにしても、上条さんの能力はその人間離れした耐久力ではありますまいか。アヴァロンでも仕込んでるんでしょうか。


そしてエピローグへ。ここから先はもう綺麗に決まりすぎていて逆に感想のつけようもないくらいです。素晴らしい。明るい青空が物語の好転と、美琴の心を表していましたね。考えてみれば本作は戦闘は暗い場面が多く、明るい場面は友人や当麻といるシーンと、文字通り色分けされていました。シンプルながらも効果的な演出ですね。普段はあれほど言いたいことを言って堂々としている美琴が、当麻の前では恋する乙女、というかほとんどただのツンデレ状態なのは不思議なものです。名前を呼んでもらえてよかったですが、せっかくのクッキーは渡してもらいたかったなあ……。


さて、これで「sisters」編も終了ですかね。実験が終わったからといっても、残りの妹達の処遇はどうなるのか。学園都市の暗部を知ってしまった美琴に魔の手が迫りやしないかといった不安はあるものの、まずは平和を楽しみたいところです。そういえば、タイトルの「S」はどうなるんでしょう。「sisters」以外のSの単語になるんですかね?