Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 第1話「誕生!魔法少女!」

わーい、イリヤイリヤだ、プリズマイリヤが始まったぞ〜! ……と、小学生のようなハイテンションになってしまう放映開始なのでした。これだけ待っていたアニメというのも久々な気がしますよ。原作は既読。当初は「イリヤ魔法少女? それはまたイロモノな」程度の認識だったのですが、読んでみてその面白さには驚いたものです。昨今聞くところによると、本編であるところの Fate/stay nightufotableさんがアニメ化するということで、それはそれで楽しみなのですが、その本編とは別方向に、独立した面白さを持った作品として推薦したいところ。


さて、で、第1話でした。主人公はイリヤことイリヤスフィール。本編世界では物騒かつ複雑な性格の彼女も、この世界では素直で元気な小学生。門脇舞以さんの声は、はっきり言って本編のイリヤには合わないと思っていたんですが、今作にはよく似合います。当初はどうかと思っていたキャラデザも、動くと映えますね。ストーリーも原作に忠実でありつつ、アニメ化にあたって細かい部分を補足。お風呂場の前の「入ってませーん」のボードが追加されるなど、丁寧な作りでした。


そしてある意味主人公よりも存在感の強いカレイドルビーとサファイアの、特にルビーのはっちゃけぶりが、声がつくことで余計に際立ってました。どうせなら月姫も再アニメ化してくれないかなあ。ついでに、ルヴィアやセラ、リズあたりも実はアニメ初登場ではないでしょうか? スピンオフ作品なのにそのあたりは妙に豪華です。


なお、アフレコレポートによると、植田佳奈さんいわく、凛の性格は「既存の作品とさほど変わりません。」とのことですが、そうかなあ? 本編の凛はもうちょっと真面目で冷静だった気がしますが。もっとも、今回最後のセリフが原作では「私の奴隷(サーヴァント)になりなさい」だったのに対し、「これからあなたは魔法少女になって、クラスカードを集めるのよ」に変更されていたところをみると、アニメでは凛の性格描写を多少マイルドに修正してくる可能性も考えられます。まあ、原作の凛はちょっと言動がひどい部分もありましたので、それならそれで歓迎。


ともあれ、初回は良好でした。あとは作画が崩れないことを願いつつ、次回以降も楽しみにいたします。