翠星のガルガンティア 第12話「決断のとき」

午後8時からというすごい時間移動にも対応してくれるレコーダーとデジタル放送の威力に感謝。以前は10分のずれにもビデオの予約時間を変更しなければならなかったものですが、世は便利になるものです。しかし、その移動のせいなのかなんなのか、画質はいまいちでした。せっかく見せ場の回なのに、なんてことでしょう。


ガルガンティアを「啓蒙」すると聞いて悩むレド。当初はお宝を見せられて浮かれていたピニオン。しかしふたりとも、生きたまま人々を海に投げ込む非人道的な儀式には嫌悪を隠せず、クーゲル船団との戦いを決意するのでした。……ん〜、ここなんですが、できれば先に「理想郷」っぽいところを見せておいてくれると、落差が際立ったのんじゃないかなと。これじゃ良いところが全然感じられない陰気で狂信的な船団でしかなく、ガルガンティアとは比較するまでもない悪役で終わってしまいます。


まあ、巷の予想通りクーゲル中佐はもう亡くなっていたわけで、どうやらこの船団の実質指揮者がストライカーであることから、しょせんコンピュータにはそこまで人間味を理解した社会づくりは無理だったのということなのですかねえ。もし中佐が生きていたら、レドとともに本当に、従来の地球文化とは一味違った新たな理想郷を築いてくれたかもしれないのにと考えると、やっぱり惜しい。悲しいものです。


さて、次回ははやくも最終回でしょうか。リジットのもつ鍵の秘密と、エイミーのヒロインらしい活躍に期待します。