とある科学の超電磁砲S 第9話「能力追跡(AIMストーカー)」

美琴の前に現れたItemの2人は、リーダーにして学園都市第4位のレベル5「原子崩し(メルトダウナー)」の麦野と、レベル4で「能力追跡(AIMストーカー)」の力を持つ滝壺でした。圧倒的な貫通破壊力をみせる麦野と、どこまでも美琴の位置を追跡する滝壺のコンボに、美琴は苦戦を強いられます。


あまり覚えていない原作なのですが、実はここのところは結構印象に残っていたりします。それはやはり、美琴が正面から戦ってここまで苦しむということが結構衝撃的だったからなのでありましょう(ほら、アクセラレータはちょっと別次元ですし)。追い詰められながらも逃げ出すこと無く、施設の破壊を完遂しようと力を振り絞る美琴。重苦しくも彼女の決意を感じさせる展開です。もっとも、麦野にしてもフレンダにしてもあれだけガンガン攻撃していては、とっくに施設のライフはなくなっているような気もしますが。


一見無制限に見える美琴にもMPのようなものがあるらしく、能力の使用限界が近づいてきました。それでも、避けられないと見た麦野の攻撃をねじ曲げてかわすあたりは、さすがの学園都市第3位。「常盤台の超電磁砲」の意地と実力を見る思いでしたよ。一方これを受けて、麦野の方も相手が美琴だと察し、直接対決を挑もうと獰猛な笑みを見せるのでした。


それにしても、学園都市の栄えある第3位と第4位がかたや破壊工作、かたや暗部仕事とは。それなりに名前も知られた人たちなんでしょうに、堂々と顔を出して動いていて大丈夫なんでしょうか?


あと、全然触れないのも何なので、頑張りつつも捕らえられてしまった布束さん。あの場面で「寿命中断」が使えればと思ったのですが、やっぱりハッタリであったのですねえ……。美琴は彼女も救い出せればよいのですが。