とある科学の超電磁砲S 第4話「妹達(シスターズ)」

光と闇が交互に描かれたエピソードでした。まず光の面では、悩みも解決されてウキウキ、テンション高い美琴さんの行動が微笑ましくも楽しい休日模様。


みんなでショッピングに行ったり、立ち読みと子どもたちとの付き合いとゲコ太バッジの入手に燃えたりと有意義(?)に夏休みを過ごす美琴。能力の通じないアナログな「ガシャガシャ」に苦戦しつつも、ついにバッジを入手することに成功したのでした。めでたしめでたし。しかし、能力の入り込む余地がないとか発想すること自体、「余地があったら使う」ということだと考えるとちと怖い。一応まともな人格はずの美琴でこの調子ですから、学園都市の治安が悪くなるはずです。


美琴を誘った女の子は、以前美琴がカバンを探した子ということで、1期の話ですから視聴者的には3年ぶりなのですが、作中時間的にはそんなに経っていないんでしょうね。懐かしいような不思議な感じではありました。


一方で学園都市の闇のパート。なにが怖いって、2人の科学者がミサカ妹を大量に生み出し、髪を切ったり服を着せてやったりしつつも、平然と使い捨てにしているという事ですよね。特に若い子の方は見た目は純真で優しそうなだけにギャップが大きいです。これは狙っての描写なのでしょう。


光と闇のまじわる黄昏時に二人の美琴が出会い、いよいよ物語は急展開に(多分)。今回もあっという間の面白さでした。


余談ですが、今作でちょっと注目なのがメンバーの私服姿。まあ美琴と黒子がいつもの制服なのは置いときまして、佐天と春上がズボンなんですよね(最近はズボンという用語自体が減少気味なのでどう表現して良いのか少し悩みましたが、やっぱりズボンで良いや)。なにが言いたいのかといいますと、男性向けアニメの女子キャラってどうしてもスカート偏重になる印象があり、ズボン姿は珍しくて逆に自然体な感じがあって良いね、ということなのですよ。統計をとったわけでもないのであくまで感覚論ですけど。