RDG レッドデータガール 第3話「はじめてのお使い」

水子が友人だと思っていた和宮は実は神霊であり、彼女が東京へ行かないようにと妨害をかけてくるのでした。車を転落させたり雷を落とそうとしたり、その行動はかなり危険で、下手をすると泉水子の身も危険なほどでしたが、泉水子が脅迫に屈せずに自らの意思を主張したことで、和宮は主従の分を悟って引っ込むことに。普段弱気そうな泉水子が、別の面を見せた場面でしたね。あの強さはどこから出てきたのか少し不思議ではありますが、箱入り娘なだけにいざという時は開き直ってしまうものなのですかね。


話が前後しますが、姫神に憑依された時の記憶が残っているというのも面白いところ。深行が言うようにそういう時は覚えていない、みたいな設定も結構ありますが、個人的には覚えていたほうが面白い気はしますよ。


修学旅行での経験から、自らに秘められた力からいつまでも目をそらしてはいけないと、きっと彼女にも分かったのでしょう。泉水子は鳳城学園への編入を決意します。二人の前で見せる舞は、原作でも重要なシーンでしたが、なんといってもここではアニメならではの映像と音楽が素晴らしい力を発揮していました。初回から安定したクオリティの背景美術と相まって、深行が見とれるのも納得の踊りぶりでした。


さて、3話まででプロローグも終わりというところ。Cパートでは本作のもう一人のヒロインとも言える真響も登場で、次回以降の鳳城学園編が一段と楽しみです。