リトルバスターズ! 第23話「あなたの大切なもののために」

感動のクドエピソード完結編。


「あれ、クドシナリオってこんなに分かりやすかったっけ?」


という印象が第一に来てしまったのは、原作プレイ時の混乱した印象が強く残っていたからなんでしょう。一度しかプレイしてませんし。ただ、記憶が曖昧なのを差し引いても、アニメ化にあたってより分かりやすくなっていたのではないでしょうか。もう逃げないと自らの意思と力を振り絞り、牢からの脱出に成功したクド。そこでみた満天の星空。作画面も含めて美しい流れでした。


そしてクドは日本に、彼女の居場所に帰ってきたのでした。めでたしめでたし。


まあ、アニメで初見の方は理樹の持っていた部品がクドのもとに飛んでいって、鎖が光って消えるあたりはポカーンとなってしまったかもしれませんが、そのへんは2期で明かされることでしょう。待ち遠しいことです。


今エピソードでは「良き歯車になりなさい」いう母親の言葉が印象的で、普通「歯車になる」ってあまりプラスのイメージがない言葉だと思うのですが、ここでは肯定的な意味に捉えられているのが面白いですね。確かに人はどうしても社会の中で生きていく存在ですから、その中でいかに自分らしく役に立つ歯車になれるか。それが大事というのも分かります。エリートであるクドの母の言葉というのが、謙虚な人柄を感じさせますよ。……ところで、クドの父親って全然話に出て来ませんが、どうなってるんでしょうか?