たまこまーけっと 第4話「小さな恋、咲いちゃった」

今回はたまこの妹であるあんこがメインの、小さな恋物語……と言いたいところですが、よく考えるとお祭りがメインであって、恋物語というほどのものはなかったような気もしないでもありません。まあ、小学生の片思いですからね。微笑ましいものです。


せっかく、あこがれのユズキ君(公式サイトのキャラクター紹介が毎回変化していくのはすごいなあ)と博物館に行けるかと思いきや、餅屋の手伝いに時間を取られてしまうあんこ。ここはちょっと考えさせられました。たまこみたいに手伝いを積極的に楽しんでいられればよいでしょうし、あんこも手伝いそのものは嫌ってはいないようでしたが、自営業ではない、たとえばサラリーマン世帯の子どもと比べると大変ですよね。


結局お祭りに巻き込まれて博物館に間に合わなかったあんこは、自宅でユズキ君と会うことができ、一方でデラは神輿のてっぺんで輝いていたのでした。


……ふむ、こうして振り返ってみると、今回はお話としてはあんまりまとまっていなかったような。記事冒頭にも書きましたが、一応あんこを中心としながらも、うさぎ山商店街のお祭り模様をにぎやかに描く、という調子に感じられました。まあもちろん、それでも十分に楽しいんですけど。


なお、ユズキ君ですが、彼があんこにおみやげを渡すときの表情だけで、あんこが彼を好きな理由が納得できました。このへんはさすが京アニと思いましたね。