まおゆう魔王勇者 第2話「わたしたちをニンゲンにしてください」

メイド姉妹の登場。


「自分の運命をつかめない存在は虫です」


原作を読んだ時にも引っかかったんですけど、ここのメイド長の言葉はやっぱり非情なような気がする。というより、何を伝えたいのかいまいち分からないというか。


最初から自由を持っている人間なら運命を自分で切り開いていく事もできるでしょうけど、彼女たちは農奴だったわけで、そのチャンスすら無かったのです。それを糾弾するのは無茶ぶりというものでしょう。


結局メイド姉が頼みこむ形で就職することになるわけですが、そもそも就職依頼することが「運命をつかむ」ことにあたるのか? おそらく「奮起を望んでの叱咤」ととるべき場面ではあるんでしょうけど、結果的には良しとはいえ、少々釈然としない流れなのではありました。