たまこまーけっと 第1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」

さて、今期の期待作第2弾です。期待作と言いつつ事前情報はほとんど仕入れておらず、「まあ京アニだし、けいおんのスタッフなら固いだろう」くらいの認識であったんですが。もっとも、京アニといっても前作の「中二病でも恋がしたい!」はいまいち合わなくて見なかったんですけどね。今作はどうか。


主人公のたまこは餅屋の娘さんですか。家業に対する愛情も強そうで、将来有望です。そんな彼女と友人と商店街のみんなのほのぼのストーリー……だとばかり思ってたんですが、なんか出てきまたね、妙な鳥が。いきなりしゃべる! こんなファンタジー色が入ってくるとは驚きましたよ。悪いやつでは無さそうですが、なかなかアクの強い言動。物語をかき回してくれそうです。


たまこのキャラに戻りますが、割と純情元気な高校1年生ということで、昔ながらの正統派主人公という感じがします。ちょっととぼけた感じは唯を、その動作(とEDでの姿)はえるを連想したりもしますね。ま、そういうのは初回ならではで、回が進むごとに「たまこはたまこ」になっていくのでしょう。


また、舞台設定もどこか懐かしい感じ。商店街もにぎやかで、シャッター通りにはなっていないようですし、そもそも「餅屋」なんて今時そうそう見かけるものではないと思うんですが(個人的には、商店街で見た覚えがありません)、やはりそこは舞台が京都ということで、違うんでしょうか。


黒電話があったりレコードが流れたりということで、ひょっとしたら数十年くらい前の話なのかと一瞬疑問に思ってしまいましたが、普通に携帯や液晶テレビがあるので現代で良いようです。まあこのへんは意図的に古めに見せているのかもですね。


まだお話の方向性がつかめないので様子見感はありますが、細やかな作画とキャラの可愛らしさはさすがなだけに、今後に期待です。