絶園のテンペスト 第12話「しばし天の祝福より遠ざかり……」

結局は絶園の樹とはじまりの樹の代理戦争にすぎないのか? 自分たちが一体どこまではじまりの樹の手の上で踊らされているのかと、疑念にとらわれ始める面々。はじまりの樹の姫である葉風ですら、迷いを感じていました。結局左門はどこに隠したのか供物は見つからず、ならばその代わりにといきなり不発のミサイルが砂浜に落っこちてくる。ここまで見せつけられると、運命を操って愛花を殺害するなど造作も無いことと思わざるを得ません。


さらに運命は、葉風が現代に「復帰」した途端に真広と吉野をざくざくと切り取りにかかります。いや、偶然なのかもしれませんが、それにしてもねえ。ただいずれにせよ、葉風が望んではいないこと。始まりの樹は、姫様の意向も聞かずに暴走状態なのでしょうか? いつもと異なるEDで、いよいよ世界規模の災厄という緊迫感も出ていました。


大変な状況ではありますが、葉風がいよいよ舞台に立てたのは良かったですね。吉野や真広とは初対面。素っ裸なのに動じないあたりが姫さまなんでしょうかねえ。