BTOOOM! 第8話「白い亡霊」

とりあえず、宮本達のいた建物で夜を越すことにした坂本とヒミコ。コンクリート造りで寝るのも大変そうですし、夜とはいえ誰かが奇襲してきたらと思うとずいぶん怖そうではあります。そんな中で別れて寝るとか、敵かもしれない謎の人物を手分けして探すとか、坂本は度胸が良いのか、何も考えていないのかと思ってしまいますよ。


灯りを頼りに見つけた女性は幸い敵ではなく、前回のゲームの生き残りでした。やはり手首だけ失って命は助かるというパターンは存在するようで。狙ったわけではなく、あくまで偶然ということになりますが。憧れの上司である伊達を救おうと、書類の改ざん等にも手を染めていたという彼女。いや、それはそれでダメでしょう……。とはいえ、この島に送り込まれた理由が、濡れ衣による遺族からの怒りだとしたら、理不尽ではありますね。今は狙われることも無くなったとはいえ、狂気に満ちた人間と危険な動物がいる島では、生き残るのも大変だったでしょうに、すごいものです。


そして今回わかった重要なことは、8つのチップを集めると、ティラノスジャパン社は律儀にもヘリコプターを用意してくれるらしいということ。言うだけ言っておいて放置ということも十分ありえそうでしたが、一応ゲームクリアの約束は守るようです。それでも、ヘリに乗った先でどうなるか分からないと疑ってましたが、最後に伊達がまた島に来ていることを考えると(恨まれやすい人なのでしょうね……)、そのまま口封じ、ということは無いようで。う〜ん、こんな大掛かりな殺人ゲームで帰還を許したら、あっという間にことが露見しそうなものですけどねえ……。


さてところで、ヒミコは自分がアバター結婚していた当人であることをなんとなく言いそびれてしまってますね。まあ、「あなたと結婚してました」なんて、あらたまっては言いにくいものでしょう。それにしても、あんな陰湿ないじめを受けていたとはかわいそうな話です。彼女が悪いわけではないというのに。