新世界より 第7話「夏闇」

ひとつの冒険の終わり。


前回ラストで、消耗した覚たちの前に現れた敵の大群。力を振り絞っての攻撃と脱出。援軍が来たかと思いきや、実はそれでも危機の只中だという覚の推理。そしてまたも逃避行と、緊張感が続きっぱなしの今回でした。


なんとか仲間と再会できて、奇狼丸の船に送ってもらって、覚の心配も取り越し苦労かと胸をなでおろしたところで、実は奇狼丸がやっぱり倫理委員会から指令を受けていたらしいことがほのめかされる。まさに二転三転です。それにしても、こうして振り返ってみると覚の行動というのは意外と的確だったのかもしれませんねえ。


楽しみな学園行事だったはずが、ミノシロモドキの「倫理規定違反」な知識に出会い、呪力を封じられ、バケネズミの戦争に遭遇し、まさに命がけの夏となりました。結果的にはなんとか日常に戻れた5人ですが、それでも世界の秘密を聞き、また、倫理委員会は一度は彼ら彼女らの「処分」を決定したわけです。果たしてこの冒険が早季たちの今後にどのような影響を与えるのか。次回からはいよいよ14歳編のようで、新たな展開に注目です。