BTOOOM! 第6話「生贄の夜」

ビムの一発でも投げつければ逃げ去るだろう、と思っていましたが、予想以上に数が多く、執拗だったコモドドラゴン。野生にしては攻撃意欲が高すぎなような気がしましたが、もともとこの島でゲームが行われていたとすると、主催者によって何らかの調教というか、誘導がされてる可能性もあるかもですね。平が負傷し、ヒミコが気を失っている中、苦しみながらも逃走をはかる坂本達。この前の「新世界より」よりも、よっぽど「逃避行」のタイトルが似合いそうです。


そして今回のハイライトが、ガス型ビムによる逆転の一撃。事前に「殺さなければ他人のビムは使えない」という設定を見せておきつつ、ヒミコの指を使って起動させるという頭脳技には感心。なんだかだんだん坂本が性格の良い夜神月に見えてきましたよ。


そしてもう一つの見せ場が、坂本と平の信頼関係。あと、まだ信頼まではいかないにしろ、少しずつ会話が成立し始めたヒミコとの関係でした。まだ名前知らなかったのか……。「仲間」ではないにしても、坂本に迷惑はかけられないと、一人離れようとしたヒミコ。しかし、その彼女を引き止め、坂本は自ら囮を買って出る。いよいよかっこ良いです。どうやら彼のすごさはゲーム内だけの見せかけではなく、芯に秘めたものだったようで。その素質がこの状況下で開花しようとしているのですね。まあ、彼が望んだわけでは全然ないのではありますが。