BTOOOM! 第4話「世界ランカー」

曲者ぞろいの島に、今度現れた少年・吉良はサイコパス的な殺人犯。父親もひどいやつで、その点で多少同情の余地があるかと思いましたが、父に反発していた息子が結局は父と同じことを言い、父以上の暴力を平然と振るうのですから、やはり非道、壊れているとしか言いようがありません。


スピードワゴンだったら「環境で悪人になっただと? ちがうね!! こいつは生まれついての悪だッ!」と糾弾することでしょうね。


さて一方、意外と善人で真面目な坂本は、足を痛めた平をかばっておとりとなり、さらに、彼を殺さずに何とかしようと奮戦するのでした。ゲーム感覚でいる吉良を叱りつけるあたり、一体何でこんなまともなのに母親と冷戦状態やってるのかと、疑問になってしまうほどです。


戦いの中で我を忘れ、夢現の区別も失われたところで、本来の「世界ランカー」の力を見せた坂本。結果的には勝利すれど殺さず、という当初の狙い通りにはなったものの、さて、これからどうすれば良いんでしょうかね。少なくともこんな子と同じ島にいたくないもんですが。


なお、次回予告によると、やはりこの島に送られた人間は、周囲から指名された、嫌われた人間ということのようです。ヒミコの回で話題になっていた「不幸の手紙」がそれなんでしょうか。すると坂本を指名したのは母親? いやいや、それとは別に、ゲームにちなんでBTOOOM!の強豪を引っこ抜いたという可能性もあるかな。どちらにしても、迷惑な話ではあります。


それにしても、吉良が使っていたミニブラックホール爆弾的なビムは、なんだか強力すぎというか、オーバーテクノロジーすぎやしませんかね。現代科学ではあれ無理だと思うのですが。