TBSのドラフト特番に見た「おおかみこども」な母の話

録画しておいたTBSのドラフト特番を観ました。その中で、西武が5位指名した佐藤勇投手の特集があったのですが、佐藤家は幼い頃に父を亡くし、5人兄弟を抱えて母が仕事に子育てにと身を粉にして奮闘してきたということ。わが子の幸せのために自分のことは二の次三の次と働いた母親と、それに応えようと頑張り、ついにプロの道に進むこととなった佐藤君の話は、多少TV的な演出があったとしても素直に感動的で、一層応援したくなりました。


……で、その折にふと感じたのが「あれ、これって『おおかみこどもの雨と雪』の花みたいだな」ということ。思えば花も、佐藤君のお母さんのように、自分のことは求めずに、子育てに全力を費やしてました。一部では、そんな花の描写に対して「母親を理想化し過ぎ」みたいな批判も見受けられたのですが、こうして見ると、やっぱりそうした母親というのはいるんだなあ、と思ったわけです。


「それが普通」ということではないにしても、「あってもおかしくない母の姿」なのでしょう。なんだか佐藤家を見て、映画の花に対する感情移入度がアップしたような気がいたしました。