BTOOOM! 第2話「血の女子高生」

ちょっと時間をさかのぼってのヒロイン紹介回。彼女の名前はヒミコ……って、名字は謎なのですか。隠すほどの意味があるのかちょっと疑問ではありますが。金髪碧眼はアニメ的な演出というわけではなく、国籍も日本ではない模様です。それでも普通に日本の女子高生をやっていた彼女でしたが、ある日暴行事件に巻き込まれることに。いや、見方からすれば、彼女こそが友人を巻き込んでしまったのでした。あんな怪しげな男どもの部屋に行っちゃダメだろう、とも思えますが、それは後で言ってもしょうがないですね。彼女が「逃げた」ことについては、その場に残っても多分被害が増えるだけでしたから、やむを得なかったと思います。でも、それは彼女の心に大きな負い目を残してしまうのでした。


そして、なにがあったのか、その間の記憶があるのかも不明ですが、問題の島へ。ここで男3人と組になりますが、すぐに破綻となりました。頭は切れそうながら冷酷な男と、正論うるさ型で先生してたらしい男と、太って眼鏡の男。協力すれば欠点を補い合えた気がしないでもないのですが、「冷酷」が「先生」をあっさり殺しちゃいましたからね。怖い怖い。


残った「眼鏡」も、最初は優しい素振りでしたが、次第に欲望丸出しになり、ヒミコを押し倒すのでした。いやもう、これじゃ男性不信というか男性憎悪になってもしょうがないというひどい経験です。


ただ、ちょっと思うんですが、こういう作品だとすぐにこの手の下衆な男が出てきて、男性の一員としては「いや、いくら極限状況でもそんな犯罪者的な男は少数派でしょ」と微妙な擁護をしてみたくもなってしまいます。まあ、展開的に悪役を作るという点では分かりやすいんですけどね。