新世界より 第2話「消えゆく子ら」

冒頭、なんだか良く分かりませんが皇帝っぽい人の即位と、いきなりの虐殺。「500年後」の表示がありましたが、いつから500年後なのか、まぎらわしいですよね。まあ、前回に「1000年後」というのがありましたから、作中のメイン時系列からは「500年前」ってことになるんでしょうけど……。このシーンを見る限りでは、増長した能力者が平民を従えて好き勝手やっていた時代があった、ってことなのでしょうか? その後500年の間に、人々は能力を抑えることを重視するようになった、という流れが考えられますね。


舞台は戻って全人学園。能力の訓練も兼ねての「搬球トーナメント」。これはなかなか楽しそうでした。もっとも、アニメの描写上、結局勢いを生かして球を突っ込ませるだけに見えてしまったのが残念なところ(ゴールを隠すという作戦はありましたけど)。


とにもかくにも平穏な学園生活、にも見えるところですが、実はそんな中にも不安は見え隠れするのでした。早季たちの仲間であった麗子は、姿を見せなくなっており、トーナメントで卑怯な手を使った2班の生徒も消え去ることに。呪力の弱い生徒だけでなく、呪力が強くても性格に難ありとみなされた生徒も排除されてしまうのか……。それに、2班の生徒はともかく、誰も麗子のことに触れないというのがまた不気味でもあります。


最後に、バケネズミという種族が出てきました。人間の奴隷のような立場になっているようですが、彼らのような存在が物語にどう関わってくるのかも興味深いです。