ソードアート・オンライン 第14話「世界の終焉」

割と唐突なゲームの終わり。


前回猛威を振るったスカルリーパーですが、精鋭たちの奮闘によって何とか勝利。ここはちょっとあっけないところでしたが、それでも14名が犠牲に。100層到達までのハードルの高さが、あらためて示されることとなりました。


しかしここでキリトが決意。ヒースクリフ=茅場であることを突き止め、自白させます。実はこのことについてはWikipediaでみてしまってたんですが(どうも今作についてはWikipediaのネタバレ度が高い気がするので、注意です)、たしかに茅場の言うとおりなかなか良いシナリオではあったのかも。


キリトに決闘の権利を与えたのは、茅場の余裕か、油断か(結果的には後者でしたね)。最後に来て見応えのある攻防でした。結局アスナが動けたのも、キリトが半透明状態で戦えたのも、「愛の力による奇跡」みたいな解釈になるんでしょうかねえ……。一つ気になったのは、周囲のプレイヤーの声や反応が描写不足だったこと。麻痺していても声は出せたんですから、キリトに対する声援とか、アスナの死に対する悲鳴とか、そういうのがあっても良かったのではないかと。そのあたりの演出が、今作に詰めの甘さを感じてしまうところです。


茅場の死(ほんとに死んだかわかりませんが)によって崩れゆく世界。キリトは本名かと思っていたら、桐ヶ谷和人が本名ということで。あと結城明日奈。可愛い名前ですね。


さて、次回は現実世界への復帰が本格的に描かれることになるのでしょうか。キリトあらため和人が生きていたのは、時間制限ギリギリセーフだったから、とかですかね。おそらく同様の理由で明日菜も無事なのではないかと思いますが……。ただ、いかになんでも2年間も寝ていた体が急に動けるとは思えず、おまけに勝手に動いている患者に看護師や医者が駆けつけてこないのも不自然極まりないところ。せっかくそこまで良かったのに、ちょっと台無し感でした。