新世界より 第1話「若葉の季節」

原作未読。うむ、初回からして、なかなかに訳の分からない勢いで世界を見せてくれますね。だがそれがいい、といいますか、この尖った感じは期待通りでした。


冒頭、現代らしき街並みに広がった惨劇。物語はそこから1000年後のお話と、いきなり超未来にすっ飛んでくれます。


とにかく、この世界では人間に呪力があって、それが現れると大人になったということで「全人学園」(なんだか社会主義国の収容所みたいな絶妙なネーミングではあります)で学ぶことになると。ワキエンワキエン言っているのでなにかと思いましたが、「和貴園」で小学校みたいなところのようですね。


ただ、呪力が現れなかったりするとそのまま消されてしまうこともあるようで。他にも、綱の張ってあるところから外に出てはいけないとか、裏が色々恐ろしそうな世界です。さてはて。


全体的に黄昏めいた暗めの色合いも美麗で、雰囲気が出ていました。とはいえ、これは多すぎると疲れるかなあ。あと「新世界」だから「家路」ってことでしょうかね。まあ、これ自体はどの程度本筋と関係するのかはわかりませんが。


とにもかくにも継続なのです。