人類は衰退しました 第8話「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」

助手さんがしゃべった! という驚愕。お話の方は、原作読んだのが随分前な上に、アニメ化で圧縮してあったところもあるでしょうから、分かったような分からないような感じでしたが、それでも大体分かった気分になるのがすごいところです。


個性というものを持たなかった助手さんが、自分というキャラを求めて放浪した先は、彼を探しつつうわさ話に興じる人たちがたくさんいるところ。つまりは「わたし」たちのお茶会でした。お茶会の周囲に彼の姿は見えなかったような気もしますが、どうにかして情報を集めていたのでしょうね。


しかし考えてみれば、このお茶会は妖精さんたちがお菓子欲しさに始めたイベントであって、助手さんのために用意したものではないはず。それをとっさに有効活用してしまうあたり、彼は本当に聡明なのかもしれません。


そして完成した彼の容姿と性格は、「わたし」の好みとイメージがたっぷり反映されたものになるのでした。これって結構、「わたし」にとっても美味しい話のような気が。苦労した甲斐がありましたかねえ。Yの邪推も否定しきれませんな、これでは。


あと、前回自画自賛が入っていた「わたし」の容姿ですが、今回は若き日のお祖父さんにも褒められてしまいましたよ。数十年後になっても覚えているということは、やっぱり結構な美人なんでしょうね。まあ、一種の身内褒めと言えなくも無いですが。