ソードアート・オンライン 第6話「幻の復讐者」

なるほど、圏内での殺人ではなく、オブジェクトの耐久値切れと転移アイテムの組み合わせによる偽装であったと。これはなかなか面白いトリックでした。人が消えるのと、物が消えるのと、似てはいるけど違う演出ということですか。


死んでいないので、ヨルコのフレンド登録は継続。ということは、ここを調べられればすぐに分かる程度の話、ということで、はじめから長期的に騙す意図はなかったのでしょう。


真犯人は夫のグリムロックだった! しかしてその動機がなんとも身勝手。ゲーム世界の中で生き生きする妻のグリセルダことユウコさんについていけなくなったからだとか。いやいや、その程度の理由で殺人しちゃ駄目でしょ。ゲーム内でも許されないでしょ、と言いたくなるところです。だいたい、現実世界に戻れば元通りになるかもしれませんのにねえ。


「愛情じゃなくてただの所有欲」


というアスナの指摘一言で崩れてしまうのも情けない限りです。トホホ。


最後に見えたグリセルダの幻は、幽霊……じゃなくて、やっぱりプログラムに組み込まれた演出なんでしょうねえ。本当に幽霊なら夫に殺されてあんな笑ってられないでしょうし。


まあ今回はキリトとアスナが少し親しくなったエピソードということで意味があると思いますが、毎回短編が続くような構成は変な感じです。そもそも本筋がどのへんなのか、よく分からなくなってきましたよ。