氷菓 第12話「限りなく積まれた例のあれ」

さあて、いよいよもって文化祭。カンヤ祭です。その割には浮かない表情の古典部員。いったい何が起きたかと思いきや、注文ミスで文集「氷菓」を大量製造してしまったとのこと。


……そうか、そういえば謎を解決しただけで、まだ売ってなかったですね、あれ。せっかく苦労して作ったものをすっかり忘れてました。タイトルなのに。


元の予定部数が30部というのもちょっと弱気な気がしますが、まあ地味な内容を考えると妥当なところですか。で、それがどう間違ったのか200部に。なんで300部ではなく200部なのか。ひょっとしてそこにも大きな謎が隠されていたりは……しませんか、やっぱり。


1部200円ということですから、4人それぞれで買い取れば1人あたり1万円。まあ、高校生でも不可能な金額ではないので、さほど絶望感がある状況でもないのですが、それでも赤字が減れば良し。果たしてどうこれを売っていくかというのが今エピソードの見所なのでしょう。


ただ、今回に限って言えば、一番の見所はカンヤ祭の描写でしたね。賑やかで、華やかで、えると一緒に視聴者も校内をめぐり、ワクワクドキドキでした。高校時代を思い出す、と言いたいところですが、いくらなんでもここまでレベルの高い文化祭ではなかったなあ……。こうした世界を描き出す京アニのパワー、さすがでした。