人類は衰退しました 第2話「妖精さんの、ひみつのこうじょう episode2」

1、2話とのっけから色々とすっ飛ばしてくれます。全編これすべて突っ込みどころ的な、良い意味でのネタ満載というか。謎の工場の中を分断されていく「わたし」達。……いちいち「わたし」と書くのは面倒なので、何か良い呼称がないかなあ。ヒロインというのもなんか違う気がしますし、とりあえず主人公、あたりでしょうか。


閑話休題。とにかく、主人公が権力欲駄々漏れの文化局長を言い負かしたり平然と犠牲にしたりしながらたどり着いた先に待っていたのは、知能を持った加工済みチキンたちの反乱でした!


翻訳こんにゃくならぬ字幕スーパーつき翻訳メガネで語られる、チキンの野望! そして異種知的文明との仁義無き戦い。ブラックというかシュールというか、あまりに残酷な、それでいてカラッと描写される光景が、多大なインパクトを視聴者に与えてくれます。怖いのと面白いのが壮絶なブレンド。いやはや。


それにしても、主人公は結構優秀で肝が座ってますよね。基本的に頭の回転は早いし、年上の文化局長を威圧してしまう口八丁&心理操作。実は本当に「先生」と呼ぶに足る人材なのかもしれない。悪人というわけでは決してないですが、どことなくずれた感じが楽しいです。


一つ気になるのは、このエピソードって、確か原作の1巻ではなかったですよね。単純に考えても、主人公が髪を切られるエピソードが前にないとおかしいですし。時系列を入れ替えてでも、この話を見せたかったってことなんでしょうか?